RTCM3.2フォーマットの配信データをご利用中のお客様へ
令和3年1月27日の定期メンテナンスにおきまして、弊社VRSシステムを更新しました。
1. 第4世代GPS衛星(G04, G18など)の配信データの精度向上
2. RTCM3.2に含まれるQZSS配信データの精度向上
この更新に伴って、一部の受信機において「RTCM3.2を使用した測位でFIXしない」と報告を受けました。
この問題は、古いファームウェアで動作している受信機で、修正されたQZSSの配信データを利用できない場合があるために発生します。
現象が発生したお客様におかれましては、受信機のファームウェアをアップデート頂く必要がございます。
お手数ではございますが、ご購入頂いた受信機メーカー様、或いはご購入された販売店にご相談頂くか、弊社までご連絡頂けますようお願い致します。
また、取り急ぎの対応と致しまして、RTCM3.2のマウントポイントの配信データを以下の通り修正しております。
この修正によって、問題の発生する受信機につきましても測位できる事を確認しております。
■マウントポイントの変更内容
VRS_RTCM32(GNSS) および RTK_RTCM32(GNSS)
配信データからQZSSの信号を除き、GPS, GLONASSのみデータを配信しております。
そのため、問題が報告されている受信機におきましても、RTCM3.2を使用して測位する事ができます。
※使用できる衛星はRTCM3.1と同じGPS, GLONASSですが、L5信号が追加されていますのでRTCM3.1に比べて測位精度の向上が見込めます。
VRS_RTCM32(MSM5) 及び RTK_RTCM32(MSM5)
GPS, GLONASS, QZSSの信号を含めてデータを配信しております。
現象が発生しない受信機をご利用頂いているお客様は、このマウントポイントをご使用ください。
今後もより良いサービスを提供していくために、システムを継続して更新して参ります。
引き続き何卒よろしくお願いいたします。